即位30年と結婚60年祝い茶会 両陛下が出席、京都御所

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市民らの声に笑顔で応えられる天皇、皇后両陛下(27日午前10時50分、京都市上京区・京都御苑)

 京都市に滞在中の天皇、皇后両陛下は27日、上京区の京都御所で宮内庁職員らが催した即位30年と結婚60年を祝う茶会に出席し、職員らと歓談された。午前中には見頃を迎えた御苑内のしだれ桜を観賞し、市民や観光客と気さくにふれ合った。

 茶会で天皇陛下は約230人の職員を前に「みながそれぞれの分野で力を尽くし、皇室の歴史に大きな意味を持つ京都の御所、離宮、そして正倉院がつつがなく保たれ、陵墓が立派に守られていることに改めて深く感謝いたします」と述べた。

 午前中には今出川御門近くの近衛邸跡とその周辺に植えられた数十本のしだれ桜を観賞した。両陛下は淡いピンクに染まった桜を楽しみ、花見客に「どちらから来られましたか」「桜がきれいですね」と声を掛けていた。市民や観光客からは退位を前に「健やかにお過ごしください」「お疲れさまでした」などと声が上がり、天皇陛下は「どうもありがとう」と笑顔で応じていた。

 両陛下は28日に帰京する。