県央の海辺おしゃれに 県・大洗町・ひたちなか市、リゾート化へ連携協定

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阿字ケ浦(ひたちなか市)の将来イメージ図

県は27日、ひたちなか市と大洗町の海浜地区を魅力的でおしゃれな観光地にする「ひたちなか大洗リゾート構想」を発表した。両市町は本県随一の観光地で、旧来の海のレジャーをはじめ、同市の音楽フェスや同町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」などの観光資源を生かし、高級ホテルやスカイスポーツ誘致などを通して洗練されたリゾートを目指す。県と両市町の関係者が同日、県庁で連携協定を締結した。

構想は、昨年9月に検討会を立ち上げ、茨城大の小原規宏准教授(観光地理学)を座長に地元自治体や商工関係者ら8人で協議を開始。「景観を変え、よりおしゃれで洗練されたリゾート」をコンセプトに、宿泊や飲食、スポーツ、音楽、アニメ、歴史文化などと海を絡め、新たなイメージの観光地化を目指す。

同市は国営ひたち海浜公園や、同公園で開かれる国内最大級の音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」を抱える。同町は阿字ケ浦(同市)や大洗サンビーチ(同町)といった海水浴場があり、歴史的な関係も深い。

大井川和彦知事は「ビジョンを共有し、茨城の誇る観光リゾートに育てたい」と狙いを語った。小原准教授は「首都圏との近さを生かして新たな誘客を図り、1日、半日でも長く滞在してもらえる場所にしていきたい」と説明した。

県と両市町は今後、推進協議会を設け、高級ホテル誘致やサイクリング環境の整備、水上バス周遊などの実現を目指し、魅力向上に取り組む。 (黒崎哲夫)

「ひたちなか大洗リゾート構想」の連携協定を結んだ県やひたちなか市、大洗町の関係者ら=県庁庁議室