リノベる、ショールームパートナー制度で店舗展開強化

不動産仲介事業者と連携し、ショールーム展開を強化する

 ワンストップリノベーションを手掛けるリノベる(東京都渋谷区)は、10月から不動産仲介事業者向け新パートナー制度「Show Room Partner(SRP)」を開始し、3月より本制度を活用したショールームが順次オープン。東京都内では、4月6日の牛込柳町ショールームを皮切りに、両国(同13日)、錦糸町(同)、麻布十番は(同14日)、桜新町(同20日)、池袋東口(同21日)と、4月だけで6カ所のショールームを集中的にオープンする。

 SRPは、不動産仲介業者や施工業者等が自社負担で中古マンションを「集客できる販売物件」としてリノベーションし、リノベるが集客・運営する仕組みである。

 契約するまで、一時的に中古マンションにショールーム機能をもたせ、セミナーイベント等を開催する。不動産仲介業者の不動産物件の営業を支援し、売り上げにつなげる。物件に対するリノベーションはリノベるが行う。SRPの初期費用は1店舗当たり300万円。ショールームにした物件が売却した場合、別の中古マンションをショールームにして運用すると追加費用は掛からない。エリアによる枠設定はない。複数のショールームを同時に持ちたい場合は、店舗数に応じて初期費用が必要になる。

 現在、「リノベる。」ショールームは、直営およびFC含めて全国に32店舗ある。フランチャイジーは主に住宅建設事業者で、地域の中古住宅リノベーションを担っている。今回は全国の不動産仲介事業者や施工事業者等とのショールーム展開強化をし、2025年までに首都圏500店舗をめざす。

 現在、リノベるが全国でネットワークを持つ不動産仲介業者は約300社、設計事務所・工務店は約100社いる。

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