船長ら橋の高さ出航前に確認せず

断水招いた山口・周防大島の衝突

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貨物船が衝突した大島大橋。ちぎれた水道管が橋の左下に垂れ下がっている=2018年10月(柳井海上保安署提供)

 山口県柳井市と周防大島町をつなぐ大島大橋に昨年10月、貨物船が衝突し町のほぼ全域が1カ月以上断水した事故で、運輸安全委員会は28日、経過報告を公表した。ともにインドネシア国籍の船長と航海士は、航路にある橋の高さを出航前に確認していなかった。橋は事故当時、最も高い場所で海面から約33メートルだったが、船のマストやクレーンは約34~42メートルあった。

 経過報告によると、貨物船(2万5431トン、21人乗り組み)は昨年10月21日、韓国・温山を出港。「推薦航路」ではなく、目的地の広島県江田島市まで最短となる大島大橋をくぐるルートを選んだ。