インディアンス・リンドーア 左足首負傷で復帰先延ばしに

4月初旬の戦列復帰に向けて順調にリハビリを進めていたフランシスコ・リンドーア(インディアンス)にアクシデントが発生した。インディアンスは、マイナーの紅白戦での走塁時に、リンドーアが左足首を痛めたことを発表。戦列復帰に向けてのタイムテーブルは白紙に戻された。リンドーアの戦列復帰が先延ばしになったことにより、しばらくの間、エリック・スタメッツが正遊撃手として起用されることが予想されている。

メジャー4年目の昨季、打率.277、38本塁打、92打点、25盗塁、OPS.871の大活躍でメジャーを代表するスター遊撃手としての地位を固めた感のあるリンドーアは、今年2月上旬に右ふくらはぎを痛め、戦列復帰に向けてのリハビリを続けてきた。リハビリは順調に進み、リンドーア自身はすでに試合出場が可能であると考えていたようだが、インディアンスは大事をとってリンドーアを故障者リストに登録して開幕を迎えることを決断。4月初旬の戦列復帰が予定されていたが、今回のアクシデントにより、戦列復帰は先延ばしとなることが確実となった。

リンドーア不在の間は、27歳のスタメッツが正遊撃手として起用される見込みである。スタメッツはメジャー未経験で、昨季はAAA級で78試合に出場して打率.202、5本塁打、16打点、OPS.596という成績。今春のオープン戦では24試合に出場して打率.255、1本塁打、10打点、OPS.822をマークした。

また、インディアンスは正二塁手のジェイソン・キプニスもふくらはぎの故障により、開幕を故障者リストで迎えることになっている。キプニス不在の間は、先日獲得したばかりのブラッド・ミラーが代役として二塁に入ることが予想されている。

ア・リーグ中部地区の優勝争い大本命と目されながら、二遊間のレギュラーを欠いて開幕を迎えることになったインディアンス。リンドーアの復帰時期は、チームの戦いに大きな影響を与えかねないだけに、できる限りの早期復帰が望まれる。

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