青空と朱の山門、古木のピンク彩り 東金・願成就寺 【房総に桜の季節】

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山門脇のシダレザクラの古木が開花した願成就寺=24日、東金市松之郷

 千葉県東金市松之郷にある「願成就寺」の山門脇のシダレザクラの古木が開花し、参拝客の目を楽しませている。晴れた日には門の朱色と青空にピンクの花が映え、古寺に彩りを添えている。26日現在八分咲きで、今月末には満開を迎えそうだ。

 関係者によると、山門脇のシダレザクラは樹齢150~300年とみられる。四方に張り出す太い幹と参道の上に流れ落ちるように伸びる無数の細い枝が特徴。開花は例年より1週間ほど遅い今月20日ごろ。

 約4千平方メートルの敷地内にはさらに数本のシダレザクラやソメイヨシノ、ヨウコウ、ウバヒガンなど計約50本が植えられている。一帯でも有数の桜の名所で、この時期には多くの花見客でにぎわいをみせる。

東金市の「願成就寺」では、シダレザクラの古木が花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませている

 寺は鎌倉時代以前の創建。かつては奈良や鎌倉の寺院とも交流が深かった。境内には近くの畑で見つかった鎌倉幕府執権の墓とみられる仏塔など珍しい出土品も展示されている。総代の綿貫力さんは「たくさんの木があるが今年は一度に咲くかもしれない。遺跡文化を感じながら満開の境内を散策してほしい」と話した。

 問い合わせは同寺(電話)0475(55)2756。