長崎県議選告示が2日後に迫った27日、立候補予定者の事務所では、演説会の案内や選挙カーで回るルートの確認などを急ピッチで進めた。「当選を信じて投票日までやり切る」「何としても議席を」。関係者は決戦に向け気持ちを高めた。
17人が立候補を予定し、混戦が予想される長崎市区(定数14)。現職の陣営関係者は「寝ても覚めても勝ちに行くことだけ考える」。連日、看板の設置作業などが続き「ここからは体力勝負だ」と気合を入れた。
別の現職陣営は選挙カーに看板を取り付けるなどし「一つ一つやっていくしかない」と表情を引き締めた。新人の事務所では、陣営スタッフらがミーティングを重ね、選挙期間中の行動予定などを確認。候補予定者は「準備で忙しく、全然回れていない」と焦りの表情を浮かべた。
島原市区は3人で2議席を争う見通し。現職事務所は後援会会員に向けた8千枚のはがきの発送準備を進めた。支援者の一人は「投票先を決めた有権者が多いはず。今後は切り崩しに本腰を入れる」と意気込んだ。
松浦市区(定数1)は保守系の2人が立候補する予定。現職陣営は「選挙期間中は効率よく、効果的に動かないと」と話し、選挙カーが回る道順や地域を入念に確認した。新人の陣営は後援会名簿作りなどを進めた。
長崎県議選 29日告示 各陣営、準備急ピッチ 「当選信じ やり切る」
- Published
- 2019/03/28 16:15 (JST)
- Updated
- 2019/03/29 09:33 (JST)
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