レアル・マドリー、ジダン監督が「見限る」かもしれない5名

『Sportskeeda』は22日、「レアル・マドリーの監督に復帰したジネディーヌ・ジダン氏が見限るかもしれない5名の選手」という記事を掲載した。

今季フレン・ロペテギ監督を解任し、さらに暫定的に指揮を執っていたサンティアゴ・ソラーリ氏との契約も解除したレアル・マドリー。その後招聘されたのはチャンピオンズリーグ3連覇を達成したジネディーヌ・ジダン監督だった。

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今季終了後には大きな改革を必要としていると言われるレアル・マドリー。今夏放出される可能性がある5名の選手とは?

ハメス・ロドリゲス

彼は2014年夏に行われたブラジルでのワールドカップで得点王を獲得し、素晴らしいパフォーマンスを見せたあと、8000万ユーロ(およそ102.8億円)という価格でレアル・マドリーへとやってきた。

このコロンビア代表MFは中盤の主力になると予想された。チームの歴史上4番目に高額な選手であった。ところがその地位にもかかわらず、レギュラーという立場を手に入れるまでには至らなかった。

そして2017年の夏にバイエルン・ミュンヘンへと2年のローンで放出されているが、今夏はその契約が満了となる。

ニコ・コヴァチ監督とはそれほどいい関係ではないと言われており、買取が行われるかどうかは不透明だ。そしてレアル・マドリーとの契約は2020年の6月30日まで。

アーセナルとユヴェントスが今夏の獲得に興味を持っていると言われるが…。

ルカ・モドリッチ

かなり奇妙なセレクトかもしれない。昨年世界最高の選手と評価されたモドリッチは、レアル・マドリーへの貢献度が非常に高い男だ。

しかし状況を深く見てみれば、それほど安泰ではないとも言える。2012年に加入して以来多くのタイトル獲得に貢献してきた。その試合のテンポを作る力とピンポイントのパスが重要な役割を果たした。

とはいえ、彼は今年34歳になることを考えれば、これから長期的な視野を持ってクラブを運営していくには厳しい。サッカーという観点からいえば、この夏を越えて彼を保持し続けることに良い意味をもたせることは難しいかもしれない。

今季はかつての素晴らしさと比べて波の多いシーズンになっており、これからは全盛期とも比較されていくだろう。昨年夏にはインテルへの移籍を希望しているとも伝えられていた。

ティボー・クルトワ

かつてアトレティコ・マドリーでプレーしていたベルギー代表のGKは、昨年夏にチェルシーを退団するための動きを始めていた。

個人的な欲望を持って練習を拒否した。積極的な行動で展開を進めようとし、チェルシーはその要求に応え、レアル・マドリーへの移籍を認めることになった。

望みを叶えた格好となった26歳のクルトワであるが、ゴールキーピングという点においてはレアル・マドリーで全く力を発揮することができていない。クラブが彼をそこまでして買わなければならなかった意味が感じられない。

ジダン監督はケイロル・ナバスをテストし、信頼に値する結果も出た。クラブとしてはクルトワを維持する意味もなくなってきている。

マリアーノ

クリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めることは誰にもできない。置き換えることはほぼ不可能である。

7という背番号はつねにレアル・マドリーで特別なものだった。ラウール・ゴンサレス、エミリオ・ブトラゲーニョ、レイモン・コパ、そしてアマンシオ・アマリオ。

この番号を身に着けている選手は歴史の重みを背負うことになる。レアル・マドリーがロナウドの後を継ぐことができる選手を獲得する、それを誰もが期待していた。

しかし最終的にはかつてユースに所属していたマリアーノの復帰という形になり、彼に7番を渡したことは結局物事を悪化させてしまったように見える。

今季15試合に出場したマリアーノはわずか2ゴール。クラブが予想したような未来は訪れなかったようだ。

ギャレス・ベイル

2013年にトッテナムからレアル・マドリーにやってきたとき、ベイルは世界で最も高額な選手になった。

このウェールズ人はトッテナムで傑出したパフォーマンスを見せ、2回のPFA最優秀選手賞を獲得した。それをレアル・マドリーにもたらしてくれると期待されていた。

しかし、クリスティアーノ・ロナウドの存在が彼を脇役にしてしまったし、度重なる怪我によって主役になれるだけのチャンスも掴めなかった。

ロナウドが去ったことでその影から抜け出すだけの機会を手にしたはずだったが、今季も彼のパフォーマンスは波が大きく、時に標準以下のプレーしかできない試合も。ベルナベウの観客からは大きなブーイングが送られた。

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ジダンがもし本当にキリアン・エムバペを獲得したいと思っているのならば、切られるのはベイルであるに違いない。

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