佐世保線高速化 振り子型車両導入へ JR九州

長崎県、レールや枕木など改良

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 長崎県と佐世保市、JR九州は28日、佐世保線等整備検討委員会を県庁で開き、2022年度の九州新幹線長崎ルート開業に合わせ、JR佐世保線を高速化することで合意した。
 同委員会は新幹線のルートから外れたJR佐世保線の輸送改善を目的に1993年に設立。同日は平田研副知事、朝長則男市長、前田勇人JR九州取締役専務執行役員が出席した。委員会は非公開。
 県によると、県が事業主体となって佐世保-有田のレールや枕木などを改良することを決定。事業費は約14億円で、費用の負担割合を佐世保市と協議する。
 一方、JR九州は長崎-博多を走る特急「白いかもめ」と同じ振り子型車両を佐世保-博多に導入することを決めた。同型車両はカーブに合わせて車体が傾くため、カーブでもスピードをあまり落とさず走行できる。これらの改良により、現在約1時間42分かかる佐世保-博多の運行時間は8分間短縮される見込み。
 平田副知事は取材に「佐世保線の改良は長崎ルートの整備と一体となって進めるべき課題。改善に取り組む方向性が確認できたことは意義がある」と述べた。

佐世保線で運行されているJR特急「みどり」=佐世保駅