3度目の挑戦も不発

 年間釣行回数300日を超え、日本のみならず海外の怪魚・ビッグフィッシュを釣り歩く大久保幸三さん。沖縄へはGT(ロウニンアジ)やタマンをルアーで釣るために何度も訪れている。そんな彼がヨナバルマジクの美しい魚体に魅せられて、これまで2回餌釣りで挑戦したが、その姿を見ることができなかった。

 23日は餌釣りの師匠の高里さんとその娘の李紀さん(12歳)の3人で3度目の挑戦。浜田漁港をこなみ丸で出船、30分ほどでポイントに到着して釣り開始。

 芝エビを付け餌に天秤(てんびん)仕掛けで狙うと、早速2キロ近いコガネシマアジがヒット。幸先の良いスタートを切ったが後が続かず、午後になってポイント移動。しばらくしたら高里李紀さんの竿(さお)にコンコンとアタリがあり、軟調子の竿が大きく曲がった。リールを巻くとグングンと竿が大きく曲がり、1.3キロと1.6キロのヨナバルマジクがダブルで釣れた。この日はラッキーガールの李紀さん、しばらくして2キロも釣り上げ、大久保さんも脱帽。帰港しながら0.8~1.5キロのナンバーを数釣って、この日の釣りを終えた。

 大久保さんは、結果はなかったが新たな出会いがあり、ヨナバルマジクに一歩近づくこともできたことに感謝。来年の再挑戦を誓って沖縄を後にした。

 こなみ丸(電話)090(8838)5612(宮城船長)。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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