積極打法かチーム打撃かー西武の新3番・秋山が挑む道「腹のくくり方が試される」

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西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

浅村の楽天FA移籍を受け、1番から3番が定位置に「心の準備と技術がいる」

■ソフトバンク – 西武(29日・ヤフオクドーム)

 西武は28日、ヤフオクドームで開幕前最後の練習を行った。今年から主将を務める秋山翔吾外野手が開幕を直前に控えた心境を明かした。

 プロ入りしてから通算1064試合に出場し、4648打席1226安打と数字を積み重ねてきた秋山。昨季まで主に「1番・中堅」として先発出場してきたが、今シーズンは新オーダー「3番・中堅」でゲームに臨む。シーズン最初の打席は特別かと問うと、「始まってしまえば一緒だけど、ケースによる」と言う。

「開幕戦、いきなりノーアウトでランナー2人溜まった状態で回ってきたら、だいぶ緊張すると思う。シーズン中もそのケースは絶対にある。『しっかり振ろう』、『ここはやっぱり進塁打かな』と考える打席もあるけど、開幕戦でいきなりそのケースになって、それが1打席目だと心の準備と技術がいる」

 敵地・ヤフオクドームで迎える初戦。西武はソフトバンク先発の千賀の前に先攻の形を取る。「立ち上がり、多和田がどんな調子か分からないのが逆に不安だ」と秋山は言う。

「例えば(後攻で)3点負けている状態から入るなら、『ゲッツーでもいいから取り返していかないと』ということになるかもしれない。それとも、『まずは1点でもいい』という立ち上がりなのか? (自軍の投手の調子が分からない)先攻な分だけ、いけいけで自由に打って併殺になって、点が入りませんでしたということではきついなというところがある。そのあたりの腹のくくり方が試される1年になると思う」

 もちろん昨シーズンもケースバッティングを心がける場面はあったが、今年は3番に入ることでその意識も増す。辻監督も「3番の秋山がどんな働きをするか。(昨年まで3番を打っていた)浅村もチームバッティングをしてくれていたし、秋山も自然にできるだろう」と信頼を寄せる。

 心の準備と技術を持って腹をくくる。不動のリードオフマンだった男が、新オーダーでもチームを牽引する。(安藤かなみ / Kanami Ando)