担う 次代の県政 県議選55人が出馬【大分県】

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出陣式で「ガンバロー三唱」で気勢を上げる候補者と支持者=29日午前、別府市(画像の一部を加工しています)

 第19回統一地方選の41道府県議選と17政令市議選が29日告示された。道府県議選は3千人超が届け出を済ませたが、過去最少となる見通しだ。夏の参院選をにらみ、与野党は人口減少対策や地方経済活性化などを掲げて激突する。既に告示された11道府県知事選、6政令市長選と合わせて4月7日に投開票される。

 任期満了に伴う大分県議選(総定数43)も29日、告示された。午前8時半から16選挙区ごとに立候補の受け付けが始まり、正午現在、予想された55人が立候補の届け出を済ませた。内訳は現職38人、元職1人、新人16人。各候補は出陣式などでそれぞれ「第一声」を上げ、9日間の選挙戦に突入した。投票日は知事選と同じ4月7日。

 立候補者数は2015年の前回選挙から4人減り、過去最少だった1991年の58人(当時は23選挙区)を下回る見通し。16選挙区のうち、日田(定数3)、宇佐(3)、臼杵(2)、豊後大野(2)、津久見(1)、竹田(1)、九重町・玖珠町(1)、日出町(1)はいずれも届け出が定数と同じで、無投票で当選が決まる公算が大きい。

 今回の県議選は、全16選挙区に議席を持つ最大会派・自民党が単独過半数を維持できるかが最大の焦点となる。与野党とも夏の参院選をにらんで支持拡大を狙っており、立候補者数が定数を超えた8選挙区では激しい選挙戦が予想される。

 自民党は計23人を公認・推薦し、同党現職が引退する由布市(定数2)では党籍を持つ無所属の2人が並び立つ。第2会派の県民クラブを構成する国民民主党は現職、新人の計5人、社民党は同じく計9人をそれぞれ公認・推薦した。

 公明党は現有3議席の死守へ総力戦を展開し、共産党は現職、新人の2人を公認して議席倍増に挑む。日本維新の会も佐伯市の現有1議席の維持を狙う。県議選初参戦の立憲民主党は大分市に公認1人を擁立。この他、政党の推薦を受けない無所属候補は計13人。

 県政は深刻化する少子高齢化、人口減少に歯止めをかけ、将来的に持続可能な地域づくりに向けた政策・ビジョンの具体化が課題となる。県議会も県政運営のチェック機能だけでなく、政策の提言・立案能力を高める取り組みが求められており、4年の任期を託す有権者の判断が注目される。