神鋼 データ改ざん受け品質マネジメント委設置

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神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は29日、一連の製品データ改ざん事件を受け、社外有識者と社内役員で構成する「品質マネジメント委員会」を4月に設置すると発表した。神鋼が掲げた再発防止策の進展を継続監視し、品質管理活動への提言を行う。

 取締役会の諮問機関として設置。社外有識者3人のほか、社内からは輿石房樹副社長と山口裕常務執行役員が入る。委員長は社外有識者から選出する。

 また昨年4月から神鋼の再発防止策を監視してきた外部有識者による「品質監督委員会」は、対策の進展に関する最終意見書を提出。山口貢社長ら経営陣と社員の対話活動を通じた企業風土改革や、アルミ・銅事業部門での検査データ自動化などの取り組みを「適切な方法や内容で、支障なく進んでいる」と評価した。今後も品質管理向上が見込まれるとして、監視活動を品質マネジメント委に引き継ぐ。

 神鋼は同日、検査データを改ざんした製品の納入先延べ688社で、安全性の確認作業を終えたと発表した。今後は、必要に応じて納入先の協力を得ながら追加検証を行っていくという。(横田良平)