県議選・3政令市議選に431人が立候補 4月7日投開票 統一地方選2019

満開の桜の下で演説をする立候補者=29日午後0時半ごろ、相模原市中央区の市役所さくら通り

 統一地方選前半戦の神奈川県議選、横浜・川崎・相模原市の各政令市議選が29日、告示された。4議員選合わせて前回より25人少ない431人が立候補し、計297議席を争う。県議選と横浜市議選の無投票当選者数は計25人。人口減少や地域活性化、少子高齢化に伴う福祉施策の充実といった課題を巡り、9日間の選挙戦が繰り広げられる。投開票は、知事選、相模原市長選と同じ4月7日。

 県議選(定数105)は154人、横浜市議選(同86)は132人、川崎市議選(同60)は81人、相模原市議選(同46)は64人が立候補した。自民党は4選挙とも積極的に公認候補を擁立。立憲民主党も各選挙で現有議席を超える候補者を立てた。

 県議選は、過去最高の13選挙区で無投票。横浜市西区、相模原市中央区などで計20人の無投票当選者=経歴は2面=が決まった。全48選挙区中、無投票選挙区が占める割合は27.1%。無投票当選者の比率は、過去最高の19.0%に上った。また、横浜市議選では神奈川区が無投票となり、同選挙では戦後初めて無投票当選者=経歴は2面=が生まれた。

 県議選は、南足柄市・足柄上が合区となり、選挙区が一つ減って48選挙区となった。横浜市港南区が定数3から2に、川崎市川崎区、高津区がそれぞれ1増の3になる。

 横浜市議選は、最大会派の自民が議席増を目指す。新人を積極的に擁立した立民が、どの程度議席を伸ばすかも注目される。

 川崎市議選は、自民と公明が全員当選し、過半数を獲得できるかが焦点の一つ。第2会派を巡る争いにも注目が集まる。

 相模原市議選は、最大会派の自民が議席増を目指すほか、立民は上積みを狙う。

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