宇宙空間の軍拡防止、合意できず

米と中ロが対立、国連会議

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 【ジュネーブ共同】宇宙空間での軍拡競争防止を議論する国連の政府専門家会議は29日、宇宙でどのような兵器の使用を禁止すべきかなどの具体策を盛り込んだ勧告取りまとめで合意できないまま閉会した。パトリオタ議長(ブラジル)や外交筋によると、将来の条約制定を前提に議論を進めようとする中国、ロシアなどに米国が反発したのが理由。

 宇宙の軍事利用では、中ロが兵器開発を進める中、トランプ米大統領が「宇宙軍」創設を発表するなど本格的な軍事競争への懸念が高まっている。閉会後に記者会見したパトリオタ氏は「宇宙の軍事利用を制限する条約などの枠組みに変化はない」と強調した。