「昼は築町、夜は月町」  140店舗の魅力発信

女性有志がマップ製作

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 長崎市築町の女性有志でつくる「築町べっぴん会」(川口由布子会長)が地域の店舗や歴史を紹介したマップを作った。「昼は築町、夜は月町」をコンセプトに約140の店舗情報を地図に凝縮。同会は「生鮮市場のイメージを変え、昼夜を問わず楽しめる町として魅力を伝えたい」とする。
 市中心部で長崎港が近い築町は鎖国時代から商業地として栄えた。1920年代には長崎市が公設市場「築町市場」の営業を始め、時代を超えて市民の台所として親しまれている。
 だが、築町近くの県庁が昨年1月に移転したのに伴い、将来的な交流人口減少が懸念された。その中で女性目線で地域活性化に取り組もうと、昨年2月に同会が発足。経営者の妻や従業員、住人ら約40人が集う。
 今年1月、長崎市からの補助金も活用してマップづくりを始めた。喫茶店や美容室、託児所や居酒屋…。古くから生鮮市場のイメージが強い築町だが、食品分野のほかにも多様な専門店が連なる。マップはB5サイズの折り畳み式。表紙には商店の各分野をポップなイラストにして掲載。会員みんなで協力し収集した約140店舗を地図に示し、営業時間帯が昼か夜かを見分けられるよう色分けした。QRコードも付いている。
 今月下旬に5千部が完成。マップは各店舗に約10部ずつ置き、市役所や観光案内所などにも配置する。27日には会員が市中心部の鉄橋で通行人にマップを手渡した。副会長の田中香代子さん(65)は「さまざまな専門店がそろい、まだまだ発展の余地がある。町内外の多くの人に魅力を伝えたい」と話した。

築町にあるさまざまな店舗の情報を掲載したマップ
完成したマップを配る田中さん(中央)=長崎市、鉄橋