ディアスが弾丸ライナーの一発 レイズ逆転で今季初勝利

【アストロズ2-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

昨季のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルで開幕戦を落としたレイズは、今オフにアストロズからフリーエージェントとなってレイズに加入したチャーリー・モートンが5回2失点と試合を作り、逆転勝利で今季初勝利をマークした。アストロズに2点の先制を許した直後の3回裏、レイズはトミー・ファムと崔志萬(チェ・ジマン)の連続タイムリーで3点を奪って逆転に成功。6回裏には4番のヤンディ・ディアスが1号ソロを弾丸ライナーでセンターに突き刺した。モートンは移籍後初登板初先発で今季初勝利。アストロズ先発のゲリット・コールは6回10奪三振4失点(自責点1)の力投ながら今季初黒星を喫した。

目の覚めるような、強烈な弾丸ライナーだった。レイズ1点リードで迎えた6回裏、先頭のディアスがコールの96マイルの速球を振り抜くと、打球は低い弾道でセンターへ一直線。フェンスを越え、貴重な追加点となる1号ソロとなった。Statcastの計測によると、この本塁打の発射角度は17度、初速度は112.2マイル、推定飛距離は420フィート。2015年にStatcastでの計測が始まって以降、レイズでは最も低い発射角度での一発となった。昨季はインディアンスで39試合のみの出場ながら打率.312の好成績をマークしたディアス。マイナー通算打率.311を誇る好打への評価は高く、今季注目の存在となりそうだ。

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