石炭輸送列車、94年の歴史に幕

北海道・釧路

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最終運行を終えた石炭列車と記念撮影をする人たち=30日午後、北海道釧路市

 国内唯一の石炭輸送専用鉄道で北海道釧路市を走る「太平洋石炭販売輸送臨港線」が30日、運行を終えた。94年の歴史に幕を閉じ、路線は6月末で廃止される。鉄道ファンや市民が沿線に集まり、最終列車を見送った。

 石炭列車を30年以上撮影してきた北海道音更町の建築士穂積規さん(58)は「海岸線を走る姿が好きだった。寂しいが、これも時代の変わり目。お疲れさまと声を掛けたい」と話した。

 国内唯一の坑内掘りの石炭生産会社で、臨港線を利用する「釧路コールマイン」(釧路市)によると、現在の採炭量はピークだった1970年代の約4分の1に減少している。