復興支援サッカーにCスタ沸く ファジ呼び掛けで名選手らが集結

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 サッカーの元日本代表らJリーグOBによる西日本豪雨の復興支援チャリティーマッチが30日、岡山市のシティライトスタジアムで行われた。「サッカーで元気を」と集結した名選手が現役時代をほうふつさせるプレーを披露。被災地の中学生チームとも対戦し、スタジアムを沸かせた。

 J2のファジアーノ岡山が、甲府とのホームゲームに合わせて開催。クラブが呼び掛け、ワールドカップ2大会に出場した中田浩二さん、J1通算94得点の久保竜彦さんら代表経験者を含む24人が参加した。

 20分2試合を行い、第1試合は、いずれも元ファジアーノの岩政大樹さんが率いる「レッドスターズ」と加地亮さんがキャプテンを務めた「ブルースターズ」が1―1。アシストを決めた加地さんは「岡山の人たちは家族のような存在。少しずつでも元気を届けていけたら」と話していた。

 昨年7月の豪雨で練習グラウンドが使えなくなり活動を休止している、倉敷市真備町地区の中学生クラブチーム「フォルテFC」が第2試合に挑んだ。元Jチームが岩政さんのヘディングシュートなどで2点を奪うと、フォルテもPKで1点を返し、スタンドから大きな拍手を浴びた。

 「サッカーがもっと好きになった。不便なことはあるけど、頑張っていく」と自宅が全壊したフォルテの仲山隼斗主将(真備東中3年)。豪雨直後にも真備町を訪れた元日本代表の巻誠一郎さんは「(活動休止を聞き)復興はまだまだと感じた。子どもたちがボールを追い掛ける日常が戻ってほしい」と願っていた。

 ファジアーノは、この日の試合に被災地の児童と家族を招待。入場料やグッズ、フーズ販売の収益の一部を支援に充てる。

「がんばろう岡山」の横断幕を掲げ、試合前の記念撮影をする元Jリーガーと被災地の中学生たち=シティライトスタジアム