思い思いに島散策 西海・松島桜坂まつり

 西海市大瀬戸町沖の松島で30日、「第10回松島桜坂まつり」が始まった。全長約600メートルの「桜坂」にある260本のソメイヨシノは三分咲き。見物客は思い思いに島を散策したり、サザエなどの海産物などを味わったりした。31日まで。
 実行委主催。坂の上にあるイベント会場では、地元の音楽グループの演奏や、県立西彼杵高生徒による野だてもあった。島の加工所で作られた郷土菓子「こさつけ」や、大瀬戸名物「ゑべすタコ飯」などの地元特産の味も販売され、訪れた人が舌鼓を打った。
 地元ガイドが案内する島内ツアーも人気。絶景スポットの「日本一小さな公園」や、昭和初期の炭鉱施設跡などを回った。ツアーは31日午前9時半と11時からもある。受け付けは午前9時から桜坂の登り口で、定員は各回25人。

桜坂を上る行楽客=西海市大瀬戸町、松島

© 株式会社長崎新聞社