バウアーが7回1失点の快投 インディアンス投手戦制す

【インディアンス2-1ツインズ】@ターゲット・フィールド

トレバー・バウアー(インディアンス)とジェイク・オドリッジ(ツインズ)の両先発で始まった一戦は、両右腕の好投により、1点を争う白熱の投手戦が展開された。オドリッジがインディアンス打線をハンリー・ラミレスの1号ソロのみに抑える6回1安打11奪三振1失点の好投を見せれば、バウアーも負けじと7回1安打9奪三振1失点の快投。試合は1対1の同点で迎えた9回表に、インディアンスが一死一・三塁からグレッグ・アレンの犠牲フライで勝ち越しに成功し、接戦を制して今季初勝利をマークした。

昨季ア・リーグ2位の防御率2.21をマークしたバウアーが、今季初登板初先発で見事なピッチングを展開した。最初の3イニングを5奪三振を含むパーフェクトに抑える最高の立ち上がりを見せると、味方打線がラミレスの1号ソロで先制した直後の4回裏に、一死からホルヘ・ポランコに三塁打を浴びて、続くネルソン・クルーズの一塁ゴロの間に同点とされたものの、結局降板するまでにツインズ打線に許した安打はこの1本だけ。5回裏は三者三振、6回裏も三者凡退に抑え、7回裏は2つの四死球でピンチを招いたが、C.J.クロンを併殺打に打ち取って無失点で切り抜けた。2012年のメジャーデビュー以降、年々進化を続けているバウアー。今季はサイ・ヤング賞候補の1人に挙げる声も聞こえるが、勝利投手にはなれなかったものの、その高評価に相応しい素晴らしいピッチングだった。

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