日本海に小さな雲の渦巻き

平成30年度最後の日、日本海にはミニ台風のように、雲の渦巻きが見えます。これは、この小低気圧の上空に強い寒気が流入しているサインです。
現在、日本海上空約5500mには氷点下36度という寒気があり、ゆっくり東へ移動中です。この氷点下36度という温度は、真冬であれば大雪の目安となる温度です。
3月は暖かい日が続き、3月20日には長崎、21日には東京・横浜・福岡でさくらが開花、25日には東京で満開となるなど、地表付近が温まっていたところでの上空寒気です。
このため、平野部では雪ではなく雨が降りますが、大気は非常に不安定となり、広い範囲で落雷や突風の恐れがあります。

気象予報士・饒村 曜

画像について:気象衛星画像(3月31日10時50分)

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