レンジャーズ・ギャロ逆転3ラン ダルビッシュは大乱調

【カブス6-8レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

両先発の不甲斐ないピッチングにより、序盤から点の取り合いとなった一戦は、レンジャーズが誇る若き大砲の一発が決勝打となった。カブス先発のダルビッシュ有が3回途中3失点、レンジャーズ先発のエディンソン・ボルケスが4回4失点でマウンドを降りたあと、カブスは5回表にカイル・シュワーバーの1号ソロなどでリードを3点に広げ、レンジャーズは7回裏に秋信守(チュ・シンス)の2点タイムリーで1点差に。そして8回裏、レンジャーズはカブス4番手のカール・エドワーズJr.から無死一・二塁のチャンスを作り、5番のジョーイ・ギャロがセンターへ逆転の1号3ランを叩き込んで試合を決めた。

不本意なシーズンに終わった昨季からの復活を目指すダルビッシュの今季初登板は、制球が定まらず、大荒れのピッチングとなった。初回は二者連続三振のあと、三者連続で四球を与え、6番のアズドゥルバル・カブレラを空振り三振に仕留めてなんとか無失点。2回裏は3つの四球と相手の盗塁死、自身の暴投で一死一・二塁のピンチを招き、秋を空振り三振に抑えたものの、ルーグネッド・オドーアにタイムリーを浴びて1点を失った。さらに3回裏は、先頭打者を歩かせ、一死一塁からカブレラに1号2ランを被弾。続くロナルド・グスマンは投手ゴロに抑えたが、球数が75球となったこのタイミングで降板した。2回2/3で打たれたヒットは2本だけだったが、与四球7と大荒れ。味方打線の援護により敗戦投手にはならなかったものの、今後に向けて不安の残る今季初登板となった。

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