『FourFourTwo』は26日、「現在世界最高のセカンドストライカーTOP10」という記事を掲載した。
現在世界のサッカーで最も優れたアタッカー(センターフォワードを除く)とは?
10位:マルコ・ロイス(ドルトムント)
フィットしているロイスをふたたび見ることができる。それがどれほど素晴らしいものなのか。
度重なる怪我に悩まされ、十字靭帯の断裂から戻ってきた。今季のドルトムントで見せている彼のプレーはまさにキャリアで最高のものだと言えるだろう。
ブンデスリーガで15ゴール以上を獲得している選手は彼以外には二人だけ。DFBポカールでの活躍も見事であったし、怪我さえなければこれからも強力なロイスを見続けられるはずだ。
9位:ギャレス・ベイル(レアル・マドリー)
昨年5月に行われたリヴァプールとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で、レアル・マドリーを前人未到の3連覇に導く2つのゴールを決めた。
クリスティアーノ・ロナウドの退団によって、彼はレアル・マドリーの新たなエースとして猛威を振るうのではないかと考えられたが、不安定なプレーでファンからはブーイングを受け続けている。
それでも彼の能力は高い。優秀な選手であることに間違いはない。ジネディーヌ・ジダン監督の就任で再び彼には巻き返しのチャンスが与えられるだろう。
8位:ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)
スターリングは2017-18シーズンにキャリアのベストシーズンを過ごし、23ゴールを決めた。ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるチームを優勝に導いた存在だ。
生粋のフィニッシャーには見えないプレーをしながら、高い決定力を発揮し続ける。今季はさらに19ゴールを決めており、イングランド代表でもハットトリックを達成した。
得点以外にも多くのものをチームにもたらす。ウイングとして素晴らしいスピードと知的な動きを持っており、得点を決めなくても貢献度は高い。
7位:サディオ・マネ(リヴァプール)
ムハンマド・サラーの得点能力とスピードの影に隠れてしまうこともあったが、マネがリヴァプールにもたらしているものは非常に大きい。
自分でボールを持ち上がることができる突破力とランニングスピード。ディフェンダーをひきつけ、味方にスペースを与えることもできる。
彼のシュートは威力と正確さを兼ね備えており、さらにアシストでも貢献できる。イングランドで最も脅威的な攻撃陣を支える存在だ。
6位:ムハンマド・サラー(リヴァプール)
2017-18シーズンのサラーほど、イングランドで鮮烈なデビューを飾った選手はいなかった。
一度チェルシーでプレミアを経験したが、うまく行かずにイタリアで復活。再びイングランドへ渡り、全ての大会を合わせて44ゴールを決めるという素晴らしいシーズンを過ごすことになった。
圧倒的なスプリントスピードに恵まれていて、ファイナルサードでも非常に効果的だ。全盛期のアリエン・ロッベンと同じように、左足で撃ってくることが分かっているのに止められない。
5位:エデン・アザール(チェルシー)
レアル・マドリーへの移籍を希望しているということを隠さないアザール。しかし、この数年波が大きいチェルシーが「おんぶにだっこ」になっていたのが彼であり、簡単に放出しないだろう。
素晴らしいトリックとボディバランス、さらに加速力がある。狭いスペースからチャンスを作り上げるという点についてはマスタークラスである。
並外れた才能がある。定期的に得点を決めるという存在ではないのだが、その無欲さとチーム優先の考え方は魅力的なものだ。
4位:ネイマール(PSG)
PSGへの移籍はおそらく思ったような結果をもたらしてはいないし、怪我が彼の野心を妨げている。ネイマールの評判はわずかに下がってきた。
しかしネイマールに批判的な者でさえ、彼が持っている才能については否定出来ないはずだ。脅威的なドリブルで相手を打ち負かし、かならず結果に繋げるプレーをする。
彼はPSG移籍後の53試合で48ゴールを決めており、さらに24アシストを記録。その数字だけでも圧倒的だ。
3位:アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
昨年の夏にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されたグリーズマンであるが、アトレティコ・マドリーに未来を託すという決断をした。
多くの点において、ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリーでは替えの利かない選手だ。チャンスを創造し、さらにそれを得点に変換する。賢い選手であり、チームのために一所懸命働いてくれる。
今季は18ゴールを決めており、ジエゴ・コスタが怪我で苦しむ中で命綱のような存在になっている。
2位:キリアン・エムバペ(PSG)
2018年になるまでは一人の有望な若手選手だったが、それから1年で『世界で最も優れた選手』に進化した。
ワールドカップでの脅威的なプレーは今後何年もの間忘れられることのないものだ。ルカ・モドリッチとともに、あの大会を彩ったスターとして記憶されるだろう。
この創造的な20歳は、驚くほど知的で速い。今後10年以上に渡って世界的なスターであり続けるだろう。
1位:リオネル・メッシ(バルセロナ)
他に誰がいるのか?間違いなく世界最高のパサーであり、ドリブラーであり、クリエイターであり、フィニッシャーでもある。セカンドストライカーというタグだけでは不十分だろう。
チャンピオンズリーグではこの数年なかなか頂点に立てず、代表チームでは苦しい時間が続いている。しかしそれでも彼の地位を損なうことはない。
結局のところ、彼はサッカーの歴史上最高のセカンドストライカーであり、史上最高の選手である。