干拓地の野鳥 自然を写真で 5月6日まで諫早

諫早に飛来したさまざまな鳥の姿を集めた写真展=諫早ゆうゆうランド干拓の里

 諫早湾周辺や干拓地に飛来する野鳥と自然をテーマにした公募写真展が、長崎県諫早市小野島町の諫早ゆうゆうランド干拓の里で開かれている。5月6日まで。

 教育や行政機関などで構成する諫早湾干拓にぎわい創出事業検討協議会が初めて開催した。会場には、滑空するハイイロチョウヒや一斉に飛び立つ数千羽のトモエガモ、羽を休めるナベヅル、県民鳥のオシドリなど約40点が並ぶ。作品それぞれの特徴や撮影場所などの説明文が付き、鳥を知りながら写真を観賞できる。

 県野鳥の会の城戸俊泰副会長(74)によると、諫早平野は600年以上前から干拓の歴史があり、通年で100種類以上が飛来するバードウオッチングスポット。城戸さんは「写真展で身近な鳥に興味をもってもらい、マナーをもって観察して」と話す。

 観覧は無料だが干拓の里の入園料が必要。会期中も作品を募集している。干拓の里(電0957.24.6776)。

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