23歳アルカンタラが快投 マーリンズ完封勝利

【ロッキーズ0-3マーリンズ】@クアーズ・フィールド

マーリンズの新人右腕サンディ・アルカンタラが最速99.2マイルの速球を武器に8回4安打無失点の見事なピッチングを見せ、チームを完封勝利に導いた。マーリンズは4回裏にホルヘ・アルファーロの2点タイムリーで先制し、7回裏にはJTリドルの2号ソロで1点を追加。アルカンタラは終始危なげのないピッチングでロッキーズ打線に連打を許さず、ピンチらしいピンチもほとんどなかった。9回表は2番手の陳偉殷(チェン・ウェイン)が無死一・二塁のピンチを招いたものの、3番手のセルジオ・ロモが後続3人を打ち取って完封リレーが完成。マーリンズはロッキーズとの開幕4連戦を2勝2敗で終えた。

開幕ローテーション入りを手にした23歳の若手右腕が、強力ロッキーズ打線を相手に堂々たるピッチングを披露した。初回は強打者ノーラン・アレナードを併殺打に打ち取って打者3人で抑え、3回表一死三塁のピンチでも上位打線をしっかり抑えて無失点。4回以降の5イニングで許した走者は、7回表二死から内野安打で出塁したライアン・マクマーンだけだった。2017年オフにマーセル・オズーナの交換要員の1人としてカージナルスからマーリンズに加入したアルカンタラは、昨季6先発で防御率3.44と好投。今季初登板初先発での快投は、今後のさらなる活躍を予感させるものとなった。

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