「前哨戦」本格化

室蘭市長選告示まで2週間

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(上から順に)あいさつ回りで支持者と対話する青山氏、「室蘭を市民の皆さんが主役のマチにしたい」と語る川畑氏

 統一地方選後半の室蘭市長選(14日告示、21日投開票)は1日、告示まで2週間となった。3選を目指す現職の青山剛氏(41)は精力的に市内を回っているほか、前道議の川畑悟氏(47)は事務所開き初日に市民の要望を聞く意見交換会を開くなど、「前哨戦」が本格化。2期8年の実績を軸に現市政の継続・発展を訴える青山氏と、刷新を求める川畑氏の選挙に向けた活動に密着した。=順不同(統一地方選取材班)

市内を回る青山氏

 「室蘭の良ささらに誇り輝くように取り組みます」。3月31日、青山氏は午前9時半に自宅を出発。季節外れの雪が積もる中、公務を入れながら14地区の支援者宅など計55カ所を回り膝詰めで対話し、後援会事務所来訪者にも対応した。

 母恋南町では自ら公約を紹介し「責任を持ちやり遂げたい」と伝え、居間に招いた支援者から「実績を胸に頑張って」と激励を受ける場面もあった。昨年12月の出馬表明後も公務を優先するが、休日を返上し自作の地図と名簿を手に一軒一軒支持者宅を歩いている。

 後援会幹部は「支持者の会合出席のほか、市議事務所開きや企業朝礼などへの出席を増やし実績や手腕を訴えている」と話した。

 青山氏は「厳しい選挙になる。現職ゆえのつらさを正直に伝え、これまで取り組んできたことを前に進められるよう取り組む」と力を込めた。

川畑氏は意見交換

 川畑氏は3月31日、中央町で後援会事務所開きを行った。玉ぐし奉納などの神事は行わず、市民との意見交換を企画しての事務所開きとなった。

 午前中から多くの市民が事務所を訪れ、市政について意見交換。川畑氏は「市民が要望しても『お金が無い』と何もしないのが今の室蘭。JXTGの撤退でも市民から『市長は何もしなかったね』と言われている。フェリーも現状のままでは厳しいのに何も対策しようとしない」と批判した上で「『金ない・考えない・何もしない』状況を打破しなければならない」と訴えた。

 訪れた市民からは「J1の試合が開催できるようサッカー場を整備してコンサドーレを誘致したい」「大黒島まで橋を架け、釣り客からお金を取るのはどうか」などの意見が寄せられた。同陣営では市民の意見を勘案し、5日に公約発表を行う予定だ。