二塁打→進塁打→暴投 レンジャーズがサヨナラ勝ち

【カブス10-11xレンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

前日の打撃戦を制したレンジャーズが、またしても乱打戦を制して2連勝。強豪カブスとの開幕シリーズ3試合を2勝1敗の勝ち越しで終えた。8回表にアンソニー・リゾーの1号ソロとダニエル・デズカルソのタイムリーで追い付かれ、10対10の同点で迎えた9回裏。レンジャーズは先頭のジョーイ・ギャロがレフトオーバーの二塁打で出塁し、代打の秋信守(チュ・シンス)が進塁打(二塁ゴロ)を放って一死三塁のサヨナラ機を迎えた。打席には6番のノマー・マザーラが入り、カブス5番手のペドロ・ストロップの投球が暴投となってギャロが生還。レンジャーズは3試合で28失点を喫しながらも、開幕シリーズを勝ち越した。

2回表に飛び出したカイル・シュワーバーの2号先制ソロが乱打戦スタートの狼煙となった。カブスは3回表にベン・ゾブリストとクリス・ブライアントのタイムリーでリードを3点に広げ、4回表にも1点を追加。ところが、レンジャーズは4回裏にアズドゥルバル・カブレラの犠牲フライとデライノ・デシールズの1号グランドスラムで一気に逆転した。しかし、カブスは6回表に4本のタイムリーで4点を奪って再逆転。レンジャーズは6回裏にジェフ・マシスの1号ソロで2点差に迫り、7回裏にマザーラの2点タイムリー三塁打で同点、カブレラの2号2ランで再びリードを奪った。直後の8回表にカブスは2点差を追い付いたが、最後はストロップの暴投で決着。4年連続ポストシーズン進出中のカブスは、投手陣に大きな課題を残す開幕シリーズ3試合となった。

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