桜映える大岡川、催し続々 台船ライブも 横浜

多くの船が行き交う中、台船を使ったライブが開かれた大岡川桜まつり=横浜市中区の大岡川桜桟橋

 横浜に春の訪れを告げる大岡川の桜まつりが31日、横浜市中区と南区の2会場で開かれた。両会場を結ぶ護岸の桜並木は所々まばらに花を付けた枝があるものの、多くが見ごろを迎え、音楽ライブや各国料理の屋台、ボートの乗船体験を楽しむ大勢の花見客でにぎわった。

 27回目を迎えた「大岡川桜まつり」(30日~4月1日)は、中区の福富町西公園をメイン会場に多彩なイベントを開催。31日は大岡川桜桟橋の台船にステージが設けられ、着ぐるみ姿の地元バンド「日ノ出サンデーズ」が昭和歌謡曲で会場を盛り上げた。

 南区の蒔田公園では同日、第29回「南区桜まつり」が開催された。市立日枝小学校の金管バンド「ブライトチェリー」が自慢の演奏を披露したほか、市立横浜商業高校バトントワリング部などが出演した。

 大岡川では遊覧船や屋形船、プレジャーボートが頻繁に行き交い、乗客は川面に垂れ下がる桜を満喫していた。

 桜桟橋では4月1日も、10人乗りゴムボートの体験会などが催される。

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