ピケの相棒の座を奪った”3番手DF”の存在 ロシアW杯覇者がまさかの苦戦

バルセロナのラングレ photo/Getty Images

ロシアワールドカップを制したフランス代表でセンターバックコンビを組んでいたのは、レアル・マドリードのラファエル・ヴァランとバルセロナのサミュエル・ウムティティだ。いずれも実力者で、次回の2022カタールワールドカップでも同じコンビで戦うことができるだろう。

しかし、ウムティティの方は所属するバルセロナで立場が怪しいものとなっている。今季も開幕直後はジェラール・ピケの相棒を務めていたが、怪我で離脱してから状況が変わる。3番手DFと考えられていたクレマン・ラングレが巧みにウムティティの穴を埋め、今ではピケの相棒第一候補になったのだ。

スペイン『MARCA』もピケとラングレが完璧なコンビを築いていると絶賛する。

「ウムティティが負傷して以降、ラングレはピケとパーフェクトなコンビを築いてきた。彼はポジションを勝ち取り、今ではレギュラーと考えられている。それが土曜日のゲームでウムティティが先発せず、ラングレが先発した理由だ」

ウムティティには移籍の噂まで出ており、状況は大きく変わった。しかもラングレもフランス人選手で、ウムティティにとっては代表でも厄介なライバルとなる。ラングレがこうも素早くウムティティからポジションを奪うと考えていた人は多くなかったかもしれないが、ピケの相棒はラングレで決まりか。

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