長谷部を擁するフランクフルト、今季のチームはクラブ史上過去最強クラスか

試合後にファンと勝利の喜びを分かち合うフランクフルトメンバー photo/Getty Images

元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトの勢いが止まらない。今季のチームはクラブの歴史を見ても、過去最強クラスかもしれない。

3月31日に行われたブンデスリーガ第27節で、シュツットガルトをホームへ迎え入れたフランクフルト。立ち上がりは何度か決定機を作られる場面があったがなんとか耐えしのぎ、徐々に調子を上げていく。すると、前半終了間際の45分、ドリブル突破を仕掛けたルカ・ヨビッチのミドルシュートが相手DFに当たり、ゴール前へこぼれる。これに反応したフィリップ・コスティッチが、ペナルティエリア内左からGKの頭上を抜くシュートを決め、先制点をゲットした。

後半に入ると、フランクフルトは64分にカウンターから再びコスティッチがこの日2点目となるゴールを、84分に右クロスからヨビッチが勝利を決定づける3点目のゴールを決め勝負あり。3-0でシュツットガルトを撃破した。この結果、フランクフルトはリーグ戦5連勝を飾り、10試合負けなしでチャンピオンズリーグ圏内となる4位まで順位を押し上げている。なお、長谷部はこの一戦で、リーグ戦10試合連続のフル出場を果たしており、3バックの一角として無失点に貢献した。

ブンデスリーガ第27節終了時点で14勝7分6敗と、フランクフルトは勝ち点を「49」まで伸ばしている。データサイト『opta』によると、ブンデスリーガにおいて、同クラブが27試合消化した時点で勝ち点を「49」まで伸ばしたのは、クラブ史上初とのことだ。同サイトは「彼らの歴史の中で、最高のプレイをしている」と取り上げている。

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