サルどこに?スマホ配信 釜石・甲子地区アニマルマップ

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パソコンやスマートフォンでニホンザルの位置が分かる「アニマルマップ」の画面。サルのイラストで夜間の行動なども確認できる

 釜石市で同市甲子(かっし)地区に生息するニホンザルの位置を確認できる動物位置情報システム「アニマルマップ」の試験運用が始まった。県内初。県のレッドデータブックにも記載される希少種で捕獲は避ける必要があるが、農作物の食害などで住民を悩ませており、市はデータ活用で「共存」に向けた対策充実を図る。

 甲子地区で約30頭の1集団を確認しており、群れの中のメス1頭に衛星利用測位システム(GPS)の発信器を装着。同マップは行動範囲や早朝、夜間の位置情報などをパソコンやスマートフォンで確認でき、接近の事前把握や対策に役立てることができる。

 市によると、サルによる農作物被害額は2016、17年度ともに約13万円。減少傾向だが、被害を受けたことで家庭菜園をやめた住民もいるという。地域住民による「サル去るパトロール隊」が花火で追い払ったり、電気柵による作物防護などを行ってきたが、東北野生動物保護管理センター(仙台市)の協力で同システムを2月に導入した。

 情報サイトのURLはhttps://animalmap.jp/。IDはfourm@animalmap.jp、パスワードはmirudake。問い合わせは市農林課(0193.22.2111)へ。