本当にワールドクラスのGKか? スパーズ守護神にクラブOBチクリ

終盤に失点したトッテナム photo/Getty Images

31日に行われたリヴァプールVSトッテナムの一戦は、予想もしない形で幕を閉じることになった。90分、リヴァプールが左サイドからクロスを上げると、これをFWモハメド・サラーがヘディングシュート。それほど強いシュートではなかったが、これをトッテナムGKウーゴ・ロリスが目の前に弾き、それが味方の足に当たってゴールに入ってしまった。

トッテナムにとっては不運な失点となったが、クラブOBジャーメイン・ジーナス氏はロリスの対応を批判している。ロリスはフランス代表の一員としてロシアワールドカップ制覇にも貢献した名手だが、ジーナス氏は過大評価されているところがあると感じているのだ。

「32歳のロリスが擁護されるのは、今でもいくつかワールドクラスのセーブを見せているからだ。例えばチャンピオンズリーグのドルトムント戦とかね。彼のセーブがなければ、スパーズは次のラウンドへ進まなかっただろう。ただ、残念ながらトップクラスのGKとは一貫性で判断される」

「世界最高のGKについて語られる時、彼の名前は常に挙がる。だが、私はここ数年のスパーズでの彼のパフォーマンスがそれにふさわしいとは感じない」

ロリスはロシアワールドカップ決勝のクロアチア戦でも凡ミスと呼べるものがあったが、今回も防ぎ方がまずかった。不運とも言えるが、ワールドクラスのGKならば確実に防いでおくべきケースだったか。

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