海や船の魅力伝え25年 日本郵船歴史博物館で企画展

横浜郵船ビルの模型も展示された企画展=日本郵船歴史博物館

 日本郵船歴史博物館(横浜市中区)で、開館25周年を記念した企画展「『生々流転』~日本郵船歴史博物館の歩み~」が開催されている。日本郵船の100年を超える航跡を伝えてきたこれまでの常設展や70の企画展を振り返り、海や船の魅力を伝えてきた同館の四半世紀の歩みを紹介している。7月7日まで。

 前身の日本郵船歴史資料館は、1993年に日本郵船横浜海岸通倉庫に開館。2003年に現在の名称に改めた。現在、博物館がある横浜郵船ビルは1936年に竣工(しゅんこう)。今回の企画展では、かつて1階にあった日本郵船横浜支店の様子を写した写真や建設時に製作された模型、過去の企画展のチラシなど計約50点を展示している。

 博物館の開館に当たり、運営目的に▽歴史的資料の散逸防止・保存▽海事思想の普及▽地域社会への貢献▽研究者への情報提供▽社員教育-を掲げた。同社の市民に開かれた数少ない窓口の一つとして歴史資料に関する相談業務も担っている。

 関連行事として、4月6日に「年間100万人が来館する-カップヌードルミュージアム横浜について」と題して安藤百福発明記念館横浜の筒井之隆館長が講演する。有料。問い合わせは、同館電話045(211)1923。

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