京急電鉄、全駅に”バイリンガル機能”を搭載した新型AEDを導入――鉄道事業者で初めての試み

京浜急行電鉄株式会社は2019年4月1日、鉄道事業者で初めての試みとして、泉岳寺駅を除くすべての駅でバイリンガル機能を搭載した新型AEDの使用を開始することを発表しました。既存の京急線72駅計81台をすべて更新することになります。

今回設置されるAEDは音声ガイドおよび液晶画面において日本語に続けて英語で操作方法を案内する「バイリンガル機能」を搭載した新型モデル。画面を大型化・カラー化しつつ従来のものと比べて小型軽量化されており、使いやすさが向上しています。

東京オリンピックによる訪日外国人観光客の増加への対応として、誰でもAEDで救命処置が行える環境を作るのも大切なことですが、外国人に対しても「救命処置を行っている」ことを理解しやすいようにする意図もあるとのこと。

京急電鉄は他にも、災害時の緊急避難場所の案内図や案内ポスターの掲出、HP告知の多言語化など、緊急時に備えたインバウンド対応に積極的な姿勢を見せています。

© 株式会社エキスプレス