三代目パークマンサー - B-RAPをきっかけに人生が変わった人たちの"今"を見てほしい

“アホだな”“そうだよアホだよ♪”を知らない人なんていなかった

──当時、小学生くらいで原曲の存在を知らなくて…。初めてあの曲を聴いて覚えたのが軟式globeさんの「アホだな~ そうだよアホだよ♪」だったのでそれがずっと原曲だと思っていて、ずっと“アホだな”で曲を探しても全く見つからなくて…(笑)。

パーク:(笑) それは絶対見つからない!

──フレーズとダンスが印象的で、新聞のテレビ欄に軟式globeさんの名前がある日は120%観る! みたいな感じでずっと観てましたね。あのダンスとかはパークさんオリジナルなんですか?

パーク:見よう見まね! …というのは冗談で、僕の中では歌詞を表現したダンスなんですよ。

──そういうことだったんですね!

パーク:最初の頃は音に合わせてリズムを取ってただけなんですけど、途中から“小5”なら手をひらいて5を作って、元気に走り回る感じを入れてみたり!

──あ! 5歳まで馬に育てられたときの話も…!!!

パーク:そうそう、半分馬っぽい感じを出してみたりね! まあ…コンテンポラリーダンスかな(笑)。

──なるほど!(笑) あと、歌詞で気になっていたんですけど「実家にピンポンダッシュ」みたいな回があったと思うんですけど、あのお話は…リアルですか?

パーク:ちょっと盛ってるけど、リアル!(笑) 死ぬほど、イタ電もかかってきたし…。本当に今みたいなSNS時代じゃなくってよかったな〜って思う!

──本当にそうですよね。今だったら完全に危ないですよね!

パーク:危ない危ない!(笑) 当時だと、SNSって言っても2ちゃんがあるくらいで、そこに半分のウソと半分のホントが書かれてるみたいな状態で…「アイツはシャブやってる!」とか「少年院にいた!」とか(笑)。なのに急に「女と普通に原宿歩いてた!」って…。内心、“えええええ!!!!”って! 驚きでしたよ!(笑)

── バレてる!!! ってですか?(笑)

パーク:本当にそう! どこから? みたいな、ね。“アイツ女を追っかけ回してドジしてないじゃん!”とか思われてたんだろうな〜。

──確かに!(笑) 当時の人気で今のSNS時代だったらもう写真撮られまくりですよ(笑)。

当時、一緒に活動していたメンバーとの交流

パーク:当時のメンバーとは年1回会うか会わないかなんで、今回の阿佐ヶ谷ロフトAでのイベントは本当楽しみです。今はみんなバラバラに活動してて…サラリーマン・芸人・それから家事手伝い(笑) あ! 前澤さんの100万当たったCo.慶応もいます(笑)。

──え? 本当に現金100万円当たった人が実在するんですね!?

パーク:身近にいました(笑)。それを元手に「教科書をラップ化する」とかなんとか。あとは「タイに住む!」って言ってて…(笑)。もしかしたら当日、スカイプでの出演になるかも(笑)。

5歳まで馬に育てられ、あの時に食べた人参を…!?

──パークさんのYouTubeチャンネル動画も拝見していて…めちゃくちゃ細かい文字で人参を育てる経緯が書いてありますよね? それを見た時に「あ! あの番組内での”馬に育てられた”がここに繋がっているんだ!」って思いましたもん(笑)。

パーク:鋭い!(笑) でもね、そのボケなかなか伝わってないんすよ。登録者が10,000人くらいいて、多分その中の1,000人くらいが「なるほどね」思ってくれていて、100人が面白い、残りは…焼肉食べたいな〜とかそんな感じかな?(笑)

──メイプル超合金・安藤なつさんもパークさんの人参食べてましたよね!

パーク:売れる前から仲良くて。みんなどんどん売れてくな〜(笑)。

──今年は動画まだ上げてないですよね?(2019年3月上旬現在)

パーク:メンタルやられたちゃったのと(笑)、あと他にやることもいっぱいあって…。

──今日(取材当日)もですけど、イベントのMCもされてますよね?

パーク:そうそう。最近になって言葉覚えたんで(笑)。

──言葉を覚えたって…(笑)。

パーク:当時だとなかなか喋ることもなかったと思うんですけど、もう17年経ってるんで(笑)。

──(笑)。私自身、当時の印象が強すぎて今回のインタビューをご依頼する際に、ご承諾頂けるだろうか? ってすごく正直、不安でしたもん。インタビューで喋ってくれるのかな? と。

パーク:多分、3年くらい前だったら「インタビューってなに?」みたいな感じで、ボソボソ答える感じだったけど、MCとかやるようになってからはキャラだと進行できない!(笑) もう一人MCが必要になっちゃうし、オイラじゃなくていいじゃん! みたいな。アイドルのイベントMCをしているのにWボケみたいな感じになってアイドルが仕切るみたいな…。

──それは…笑うしかない感じになっちゃいますね。ある意味、アイドルファンの方にはなかなか見られないモノを見られたレア感みたいなのはありそうですけどね。

パーク:あとはYouTubeで喋ってるから“もういっか♪”みたいな。実際、当時のオイラを知らない人も増えてるんで。

“これで終わり” 阿佐ヶ谷ロフトAで締めくくる平成時代

パーク:“平成最後の1日一緒に笑えたらいいじゃん♪”っていうのがメインテーマ。イベントのベースは“当時と今”の活動を比べてみたり、1時間目は○○、2時間目は○○とか“学校の授業”みたいな感じ。あの懐かしいゲームで遊びましょう! とか、ね。

──平成生まれの私にとって軟式globeを始め、今回ご出演頂く皆さんは本当に神…いや、ヒーローというか、超芸能人! みたいな存在で、学校へ行くとよく友達と真似してたり、当時を拝見してたからこそ、今の皆さんがどんな活動を行っているのかもとても楽しみです!

パーク:“当時と今を見せたい”っていうのはオイラの中でこれが一つの区切りだと思っていて、当時の供養じゃないけど、少なくともB-RAPをきっかけに人生が変わった人たちの“今”を見てほしいし、知ってほしい。…要するに一緒に傷舐めあおうぜ! どうせ勝ち組はGWだからどっかいってんでしょ? みたいな(笑)。

──(笑)

パーク:ただ、想像以上にぐっだぐだのイベントになる可能性あり。だって、オイラがMCに回るんだもん(笑)。でも、あれから17年経って、当時番組を見ていた学生のみんなも、酸いも甘いも経験した素敵な大人になってると思うんで優しい気持ちで見に来て下さい(笑)。もしかすると当時の裏話とか聞けるかもよ。

──今までファンの方と交流するイベントとかはなかったですよね?

パーク:個人個人ではあるけど…まとまってではないかな? こんな大量のBラッパーズと直接会える機会は“平成最後”だと思うんで(笑)、この日だけは一緒に青春時代に戻りましょう! 当時、着てた制服を身に着けて来た方は…ナ・ナント! 驚異の300円引き!(笑)

──制服での参加は間違いなく青春時代に戻れますね!(笑) 当時のファンの方、現在ファンの方にも是非とも来て頂きたいですね! ファンの方へメッセージを!

パーク:それがどうしたアホだよ♪

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