長崎市の鳥「ハト」 平和都市にふさわしい

長崎市制施行130周年を祝った記念式典=長崎ブリックホール

 長崎市制施行130周年記念式典が1日、長崎市茂里町の長崎ブリックホールであった。長崎市は130周年記念で新たに定める市の鳥にハトを選んだと発表した。選定理由について「平和都市長崎のシンボルにふさわしい」としている。

 選定を巡って市は、市民や市内への通勤者らを対象に投票を実施した。総数1万8420票のうちハトが最多の5950票。投票理由としては「世界に向けて平和を発信するために活用できる」「長崎市と平和を結び付けるシンボルとなる」などがあったという。

 ペンギンが5820票と僅差の2位。メジロ、イソヒヨドリ、ツル、カモメと続いた。その後、有識者らでつくる選定審査会の意見も踏まえて市がハトに決定した。本年度中にシンボルマークをつくるなどして活用を図っていくという。

 式典には市民ら約300人が出席。田上富久市長は「長崎のまちづくりは今、100年に一度の大事な時期を迎えている。みなさまと力を合わせて時代を切り開いていきたい」と述べた。市政発展や文化、スポーツ振興に貢献した72個人・11団体の表彰もあった。

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