【香港】買収反対の香港エクス会長、弁護士と協議[運輸]

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香港の航空大手、キャセイパシフィック航空が、中国同業大手の海航集団(HNAグループ)傘下の格安航空会社(LCC)、香港エクスプレスの全株式を取得することで合意したことに絡み、買収に反対する香港エクスプレスの会長で、株主の鍾国頌氏はこのほど、「弁護士と対策について協議している」と明かした。1日付香港経済日報が伝えた。

キャセイ側が年内の買収完了を見込んでいることを踏まえて、「対策案の策定は急ぐ必要はない」とも述べ、買収を巡る不安定な状態は今後数カ月にわたり続く可能性が出てきた。

香港エクスプレスの2017年の起債資料によると、鍾氏は同社の株式47.5%を間接的に保有する実質的な筆頭株主。取引に一貫して反対を表明してきた。「キャセイと海航集団は商談を進める過程で、香港エクスプレスの株主から意見を聞くことはなかった」と指摘し、キャセイ側に書簡を提出したことを明かした。ただ、「現時点で正式な訴訟段階にはない」とも付け加えた。

キャセイは3月27日に香港エクスプレスの買収計画を発表した際、香港エクスプレス側の株主の弁護士から「香港エクスプレスの売却協議について争う」考えがある旨を記した書簡を受け取ったことを明らかにしており、香港経済日報の取材に「追加で説明すべき内容は現時点でない」とコメントした。