別府市役所で「届け出挙式」 婚姻届提出後、市長に誓いの言葉【大分県】

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竹のコップに注いだ甘酒で乾杯する新郎新婦=別府市役所

 婚姻届を提出したカップルが、そのまま市役所内で簡易な結婚式をする「届け出挙式」が3月30日、別府市役所であった。別府で新たな一歩を踏み出す新郎新婦の門出を祝おうと市が企画し、希望者を募っていた。九州の自治体では、庁舎内での結婚式は初めての試みだという。

 式を挙げたのは、県職員森崎良太さん(23)と4月から市の非常勤職員になる学生江川千晴さん(23)=いずれも別府市。窓口で婚姻届を提出した後、純白のドレスやタキシードに着替えて市庁舎1階に設けた式場へ。親族や市職員ら約100人が見守る中、司式者(長野恭紘市長)の前で誓いの言葉を述べ、結婚証明書にサイン。指輪を交換し、別府大学生が開発した温泉水の甘酒を注いだ竹のコップで乾杯した。

 2人は8月に市内で結婚式をするが、届け出の思い出づくりに応募したという。「ここまで盛大になるとは想像していなかった。驚きと喜びでいっぱいです」と笑顔を見せた。

 届け出挙式のアイデアは職員提案から生まれた。今回は3月26~31日に実施する条件で市内在住者を対象に募集したところ、1組の申し込みがあった。ブライダル関連の事業者や専門学校などが式の運営に協力した。市は「手法を検討しながら、今後も実施していきたい」としている。