幻のリンゴ…壮瞥で商品化へ向け生産者と意見交換

©株式会社室蘭民報社

 壮瞥町で栽培されているリンゴの晩生種「4―23(よんのにじゅうさん)」の可能性を探ろうと、胆振総合振興局の「いぶり食のアンバサダー(親善大使)」を務める、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ(洞爺湖町清水)の総料理長・飯島豪さんが、壮瞥町の生産者と意見交換した。

 「4―23」は、濃厚な味わいと、しっかりとした歯応えがあるのが特長。流通量が少なく「幻のリンゴ」とも呼ばれている。

 視察と意見交換は3月29日、壮瞥町南久保内のファームアグリエイトであった。飯島さんは、リンゴジュースを加熱して赤ワインと紅茶を入れ、シナモンなどで香りを付けた、温かい「アップルティーワイン」と、バターでソテーしたリンゴに砂糖とリンゴジュースを加え、リンゴで醸造したブランデー・カルバドスで香りを付けた「キャラメリゼ」などを調理してみせた。

 飯島さんは4―23について「味がしっかりしているのでキャメリゼに合うと思う」「ジュースはワインで割ると美味しくなる。寒い時期のイベントに出すと良い」とアドバイスした。同法人社長の長内伸一さんは「4―23の使い道は生食やジュースぐらいと思っていたが、いろいろな組み合わせが可能だと分かった。商品開発に役立てたい」と話していた。(野村英史)

【写真=リンゴ「4―23」を調理する飯島総料理長(左)=写真は胆振総合振興局提供】