長崎県スポーツ職員10人に辞令 競技力向上へ決意新た

競技力向上へ意気込むスポーツ専門員ら=長崎県庁

 長崎県が優れた競技技術、経験がある選手や指導者を高校に配置するスポーツ非常勤職員の辞令交付式が1日、長崎県庁で行われ、それぞれが競技力の向上へ決意を新たにした。

 本年度は、競技団体の強化体制整備などを担う「トップアドバイザー」1人、主に選手として競技に励みながら部活動指導にも当たる「スポーツ専門員」9人の計10人を配置した。

 式では、池松誠二県教育長が一人一人に辞令を手渡した後「経験豊かで卓越した指導力と競技力を存分に発揮して、令和の時代をリードする選手や、世界へ羽ばたく選手の育成・強化をお願いしたい」とあいさつした。

 新規任用されたボートの佐藤瑞季は、大村高、日体大時代に女子かじ付き4人スカルなどのコックスとして全国入賞を経験。母校に配属される23歳は「この春は全国高校選抜大会で女子ダブルスカルの大村が優勝していいスタートを切った。国体も少年、成年で力を合わせて県に貢献できるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

 ■トップアドバイザー
 ▽ボウリング 山下知且(長崎鶴洋高)

 ■スポーツ専門員
 ▽水泳(水球) 松本敏勝(長崎西高)▽ボート 佐藤瑞季(大村高)▽ホッケー 坂口智士(川棚高)▽ソフトテニス 古賀勇哉(西陵高)▽柔道 町純香(長崎明誠高)▽ライフル射撃 田中智美(長崎東高)▽剣道 土居裕佳(島原高)▽山岳 松崎文彦(大村高)▽カヌー 寺島崚一郎(長崎西高)

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