イェリッチとベッカムが週間最優秀選手に選出

日本時間4月2日、メジャーリーグ機構は今季最初の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはティム・ベッカム(マリナーズ)、ナ・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出された。

ナ・リーグの週間最優秀選手にイェリッチが選出されたのは、サプライズではなく当然の結果と言えるだろう。昨季のナ・リーグMVPは、1971年のウィリー・メイズ、1998年のマーク・マグワイア、2011年のネルソン・クルーズ、2013年のクリス・デービス、2016年のトレバー・ストーリーに次いで史上6人目となる開幕4試合連続本塁打を記録。日本時間4月1日のカージナルス戦では、ジョーダン・ヒックスの101.8マイルのシンカーを左中間へ弾き返し、チームをサヨナラ勝利に導いた。日本時間4月1日の全試合が終了した時点で、4本塁打はメジャー最多タイ、8打点はリーグ最多タイ、6四球はリーグ最多、長打率1.583とOPS2.250はメジャー最高の数字となっている。

一方のベッカムは、東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ2連戦で1本塁打と1二塁打を含む7打数5安打、2四球、2打点、4得点の活躍を見せ、最高のスタートを切った。本拠地開幕戦となった日本時間3月29日の試合では2本塁打を放ち、今季ここまで打率.435、3本塁打、OPS1.432の好成績をマーク。10安打と8得点はメジャー最多タイの数字である。

イェリッチはナ・リーグMVPに輝いた昨季、週間最優秀選手に3度選出されており、今回が自身4度目の受賞。ベッカムは2017年8月以来、自身2度目の受賞となった。

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