中村勘九郎が金栗四三の知名度に驚き「“ミッシングジャパニーズ”として現地で有名」

NHK総合の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8:00)のトークショーが長崎県大村市で行われ、主人公の一人・金栗四三役の中村勘九郎、ドラマの制作統括・清水拓哉氏が出席し、ストックホルムロケの舞台裏などを告白した。勘九郎は「街で撮影していると、日本人が珍しいのかよく現地の人に声を掛けられたが、金栗四三のドラマを撮影していると説明すると、“ミッシングジャパニーズ”として日本より金栗さんが有名でビックリした」と打ち明けた。

ドラマは宮藤官九郎氏の脚本で、“日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗と“日本にオリンピックを呼んだ男”田畑政治(阿部サダヲ)の2人を軸に半世紀にわたる日本人のオリンピックの歴史を描くもの。3月31日放送回では、1912年のストックホルム五輪でマラソンレース中に行方不明になっていた四三が、日射病で倒れて意識がないままホテルに運ばれていたことが描かれた。

大村市は戦国時代に南蛮貿易が盛んだったことから、2020年東京五輪のポルトガルのホストタウンとなっており、トークショーではストックホルム五輪で四三と友情を育んだポルトガル人初のオリンピック選手・ラザロとのシーンも話題に。ラザロ役を演じたブレダさんから「ロッカールームで(四三と)握手したシーンはとても象徴的で良いシーンでした」とのメッセージが寄せられ、手紙には「また勘九郎さんと仕事がしたいので、ぜひ仕事の話があったら呼んでください」と自己アピールもしたためられており、勘九郎が思わず大爆笑する場面もあった。

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