ハッチバックってどんな車?
ハッチバックとは
ハッチバックは、車の後ろの扉のことを指しています。後ろのドアの開閉の仕方が“跳ね上がる”ことから船舶や航空機のハッチ(出入り口)から由来しており、ハッチ+バック(後ろ)を合わせて“ハッチバック”と総称されるようになりました。
ですから、跳ね上げ式(ハッチ)の後部(バック)窓、または横開き式のバックドアを装備している車種は“ハッチバック”というボディタイプになります。
ただし、あくまでも“ハッチバックはカテゴリー名のためメーカーによってはハッチバックモデルでも“リフトバック”や“オープンバック”、“スポーツバック”など、車種によっても様々な呼び名が存在しています。また、エンジン+乗車空間のみということから“2BOX”とも呼ばれています。
ハッチバックのメリット/デメリット
メリット
■大きな荷物や長物の荷物を積める
■車内から後方の荷物を取ることができる
■室内空間が広々としている
デメリット
■静音性が低い
■場合によってはクルマを前進させないとハッチを開けられない事がる
ハッチバック おすすめランキング
ハッチバックの概要が分かったところで、ここからはハッチバックに該当する車種のおすすめランキングを紹介します。
※ランキングは2019年3月頭時点のオートックワンの車種別カタログページのアクセス数を元に算出しています。
1位:スズキ「スペーシア」
「スペーシア」とは
スズキ スペーシアは、女性ドライバーやファミリー層に向けた軽自動車として2013年3月に登場したモデルです。
スペーシアで最も特徴的なのは、スーツケースをモチーフにした角ばった外観のデザインです。2017年にフルモデルチェンジされたスペーシアはカッコよさと可愛さの両方を兼ね備えています。
また、全高は先代の1735mmに比べ1800mm(2トーンルーフパッケージ装着車)と一気に50mm高くなり大幅に車内スペースが拡充され、より快適な室内空間を実現しました。
「スペーシア」新車価格
■127.4万円~190.8万円
「スペーシア」おすすめグレード
標準ボディの新型スペーシアならばハイブリッドX(146万8800円)がオススメです。ハイブリッドGに比べて13万5000円高いですが、左右のスライドドアの電動機能、スリムサーキュレーター、プレミアムUV&URカットガラスなど、18万円相当の装備が加わります。
一方スペーシアカスタムでは、最上級の動力性能が優れたハイブリッドXSターボ(178万7400円)を選ぶのが良いでしょう。ターボを装着しないハイブリッドXSに比べて9万7200円高いのですが、このグレードの専用装備となるカーテンエアバッグ、パドルシフト、車間距離制御機能のないクルーズコントロールが加わります。
「スペーシア」ライバル車種
■ホンダ「N-BOX」
2位:トヨタ「アクア」
「アクア」とは
トヨタ アクアは、最新のハイブリッドシステムとコンパクトボディを組み合わせたハイブリッドカーです。搭載するハイブリッドシステムは、トヨタを代表するハイブリッドカー“プリウス”譲りの本格派。モーターとエンジンのパワーでスムーズに加速し、燃費性能も良好です。
標準モデルに加え、スポーティモデルの「GR」やSUV風ルックの「クロスオーバー」など、バリエーションは充実。ボディカラーも18パターンと豊富です。
「アクア」新車価格
■178.5万円~302.7万円
「アクア」おすすめグレード
トヨタ アクアの「S」グレードは、2017年6月のマイナーチェンジで装備がより充実したにも関わらず、200万円を切る価格設定となっていることから、価格とのバランスが良いといえます。上位グレードの「G」を選択すると、200万円を超えてしまうことから、追加される装備が魅力的かどうかチェックしましょう。
一方、同じく「S」の上位グレードとして設定されている「クロスオーバー」も200万円を超える価格ではありますが、外装パーツが装着され、アルミホイールも16インチに拡大されるなど、見た目が大きくグレードアップします。このグレードならではの独自デザインということもあり、こちらもおすすめです。
「アクア」ライバル車種
■ホンダ「フィット」
■マツダ「デミオ」
3位:スズキ「ワゴンR」
「ワゴンR」とは
スズキ ワゴンRは、同社の「アルト」をベースにした軽自動車として1993年9月に発売されたモデルです。
当時、軽ハイトワゴンの先駆者として登場したワゴンRは広くて使いやすい室内や、着座位置からの見晴らしがいい点などが高評価を得て、爆発的なヒットを記録しました。
「ワゴンR」新車価格
■107.9万円~178万円
「ワゴンR」おすすめグレード
買い得なのは標準タイプのハイブリッド FZです。
フロントマスクのデザインは好みが分かれますが、燃費も含めて機能が優れています。また同じくノンターボのワゴンRスティングレー ハイブリッドXも、動力性能、足まわり、タイヤの設定は標準タイプのFZと同じです。外観が好みであれば、スティングレー ハイブリッドXでも良いでしょう。
実質的にはFZに約8万円を上乗せすると、LEDポジション&フォグランプが採用され、外観とシート生地も変更されます。
「ワゴンR」ライバル車種
■ダイハツ「ムーヴ」
4位:ダイハツ「ムーヴキャンバス」
「ムーヴキャンバス」とは
ダイハツ ムーヴキャンバスは、レトロなカラーリングが可愛らしい軽トールワゴンです。デザインだけではなく、両側スライドドアの採用や豊富な収納スペースなど、使い勝手にもこだわって開発されています。また、車高が高めなことから車内は広く快適です。
「ムーヴキャンバス」新車価格
■125.3万円~167.9万円
「ムーヴキャンバス」おすすめグレード
ムーヴキャンバスの価格は「L SAIII(2WD)」が125.3万円~という設定ですが、このグレードではムーヴキャンバスの魅力を高める2トーンカラーのオプション「ストライプスカラー」を選択することができません。また、このグレードより1つランクの高い「X SAIII」ではオートエアコンが装備されるなど、基本装備がレベルアップするので、このグレードから上を検討するとよいでしょう。
なお、上位グレードに設定されている「メイクアップ リミテッド」「ブラックインテリア」は、外装のメッキパーツをはじめとした専用装備が装着されていることが特長です。
「ムーヴキャンバス」ライバル車種
■スズキ「スペーシア」
5位:ダイハツ「タント」
「タント」とは
ダイハツ タントは同社の「ムーヴ」の要素を取り入れ、高い全高を実現した新ジャンルの軽自動車として2003年11月に登場したモデルです。2013年に登場したモデルは3代目となります。
最大のトピックは「軽自動車最大級の室内空間」です。
2017年にマイナーチェンジされた現行モデルは視認性がとても高い設計をされており、前席の座り心地はとても快適で、空間に余裕があります。また前後のドアを開くと、開口幅が1490mmも広がるため、子供から高齢の方まで乗り降りしやすい安心・安全な作りが施されています。
さらに全高に関しても1750mmあるため、荷物の出し入れなども非常にしやすく、まさに高い実用性や快適性に満ちたモデルとなっております。
「タント」新車価格
■122万円~200.9万円
「タント」おすすめグレード
タントのおすすめグレードは、X "VS SA III"(2WD)です。理由は、150万円以内で多彩な特別装備が含まれているからです。
標準装備に加え、LEDヘッドランプや右側パワースライドドア、14インチアルミホイール、自発光式大型3眼センターメーターなどが含まれます。また安全装備のスマートアシストIIIも標準装備されています。
「タント」ライバル車種
■ホンダ「N-BOX」
まとめ
「使い勝手」「デザイン」を最重要視するならハッチバックモデルがオススメです。理由はラゲッジスペースの使いやすさです。
ハッチバックタイプのクルマは、多くのモデルがリアシートを倒すことでラゲッジスペースを広くできるため後部座席から手を伸ばせば荷物を取れるようになっています。
そのため、ある程度大きな荷物も難なく積めるので少人数であれば旅行などでも問題なく力を発揮してくれます。これはハッチバックならではのメリットです。