サッカーW杯で大活躍したハリー・ケイン、MBEを受勲

2018年のサッカー・ワールド・カップ(W杯)でイングランド代表を準決勝まで導いた若きキャプテン、ハリー・ケイン(25)が、3月28日に大英帝国勲章5等勲爵士(MBE)を受勲した。「イブニング・スタンダード」紙ほか各紙が報じた。

「MBE」とは、貴族や軍人だけではなく、市井の人々に広く与えられる勲章で、英歌手のアデルやエド・シーランも過去に受勲した。

ケインはバッキンガム宮殿で行われた授与式に、フィアンセのケイトさんや両親と共に出席。ウィリアム王子から昨年の活躍を讃えられMBEを授与された。

受勲後のスピーチでは、同25日に行われたモンテネグロ戦で、試合には勝ったものの、選手の一部が相手のサポーターから差別行為を受けたことに触れ、「選手たちの対処を誇りに思う。皆ゲームに集中していたし、差別行為はチームに影響を与えなかった。人種差別は間違いだと証明する一番の方法は、試合に勝つことだと証明できた」「スポーツや仕事など、どのエリアにおいても差別は受け入れられるものではなく、常に正しい行動をすることが大事だ」と語った。

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