長崎県長崎市の市立西浦上小前の浦上川に、こいのぼりがお目見えした。約30年前から続く春の風物詩。黒、赤、緑…。色鮮やかな約100匹が春風に揺られてゆらりと泳ぐ。当初から携わる近くの住民、山田龍興さん(79)は「元号が令和になっても、地域愛で結束し、掲げ続けたい」と目を細めた。
こいのぼりは子どもたちの新入学を祝い、地元住民や同校の育友会、教職員らが始めたのがきっかけ。今年は3月31日、約50人が作業に参加。約30メートルの川の両岸に3本のロープを渡し、こいのぼりを取り付けた。5月12日までの予定。
協力団体「西浦上スポーツクラブ」は、こいのぼりの寄贈を呼び掛けている。問い合わせは竹林忠士代表(電090.3604.5364)。