【MLB】田中将大、7回途中1失点の好投も勝敗つかず 自身初の開幕2戦2勝はお預け

タイガース戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

不運な安打が重なり1点リードを守れず、ヤンキースは守護神が打たれ黒星

■ヤンキース – タイガース(日本時間3日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手が2日(日本時間3日)、本拠地でのタイガース戦で今季2度目の先発に臨み、7回途中を1失点で降板。6回2/3を8安打7奪三振無四球1失点(自責1)で87球(63ストライク)。1-1の同点でマウンドを降り、メジャー移籍後自身初となる開幕2戦2勝スタートとはならなかった。ヤンキースは同点の9回に守護神チャップマンを投入するも、2点を失い、1-3で敗れた。

 試合開始時間の気温が7度と冷え込んだこの日。田中は初回1死からカステラノスとカブレラに連打され、1死一、三塁のピンチを迎えたが、カンデラリオを空振り三振、ヒックスを遊ゴロに仕留め、無失点とする。スプリットを効果的に使った2回は3者凡退とすると、その裏に味方打線がフレイザーの左犠飛で1点先制に成功する。

 3回は2死からカステラノスに右中間へ安打を運ばれるが、カブレラを遊ゴロに打ち取って無失点。4回は先頭カンデラリオに中越え二塁打、続くヒックスに左前打を許し、無死一、三塁としたが、ステュワートを7球で左飛に打ち取ると、最後はピーターソンを初球スライダーで投ゴロ併殺とし、失点危機を切り抜けた。

 5回はテンポよく3者凡退としたが、6回に2死からカンデラリオの打球が一塁ベースに当たって右翼線へ抜ける二塁打になる不運。続くヒックスに初球スライダーを左中間への二塁打とされ、同点に追いつかれてしまった。

 マウンドに戻った7回は先頭ピーターソンを3球で空振り三振に斬ったが、グライナーの打球を一塁ボイトが弾いて二塁打となってしまう。1死二塁からマーサーを空振り三振に仕留めたところで、ブーン監督が登場。87球(63ストライク)を投げて降板となった。防御率は2試合で1.46となっている。

 2番手オッタビーノは8回まで無失点の好投。しかし、打線も得点を奪えずにいると、同点の9回はチャップマンがマウンドへ。1回3安打1四球と乱調で2点を失い、ヤンキースは1-3で敗れた。(Full-Count編集部)

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