世界遺産保全へ メモリード寄付 長崎県に2度目

中村知事(左)に目録を手渡す吉田社長=県庁

 冠婚葬祭業のメモリード(総合本部・西彼長与町)は2日、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の保全に役立ててもらおうと、県に300万円を寄付した。同社による寄付は昨年度に続き2度目。
 県庁で吉田昌敬社長から目録を受け取った中村法道知事は「(遺産を)適正に保存、継承していきたい」と述べた。吉田社長は取材に「本県の交流人口を増やそうという思いで寄付した。県外や海外に長崎の魅力が伝わるような使い方をしてもらえればうれしい」と話した。
 寄付金は構成資産の保全などを目的とした基金に積み立てられる。積立額は今回を合わせて約9997万円。

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