<ふるさと名品オブ・ザ・イヤー>市川の「シェフ先生」が最高賞 外国人を小学校派遣、食通し地域とつながり

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「シェフ先生」による授業の様子(市川市提供)

 地域の素晴らしさを伝える全国各地の挑戦を表彰する「2018年度ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」で、市川市の「シェフ先生プロジェクト」が、最高賞の地方創生大賞(コト部門)に輝いた。

 ふるさと名品オブ・ザ・イヤーは、民間企業などが参加する実行員会が地域の素晴らしさを伝える活動を表彰する制度。地方創生大賞はヒト・モノ・コトの3部門あり、応募候補の中からアイデアの新しさや将来性、地方創生への貢献度などを審査して決定する。

 シェフ先生プロジェクトは、地域とつながりのある食文化に精通した外国人を「シェフ先生」として市内の小学校へ派遣する事業で、出身国の食文化を言葉で伝えるだけでなく、実際に調理実習を通して学べるのが特徴だ。

 多様な外国人が住む地域特性を生かし、16年度から市と市国際交流協会が実施。これまでの3年間で延べ12カ国16人の外国人がシェフ先生となり、32校107クラスで授業を展開してきた。

 子どもたちへの教育に貢献するだけでなく、シェフ先生を務める外国人と地域のつながりを新たに生み出す効果もあり、そうした部分が評価された。

 受賞を受け、市国際交流課担当者は「今後は学校だけでなく、一般向けの『大人のシェフ先生』も広げていきたい。多様な国・地域の方と共に社会づくりができる多文化共生を目指したい」と話した。