あの時みた、あの選手の今【鹿島アントラーズ編】

Jリーグは誕生から25年が経ち、また一つの節目を迎えた。そこでシリーズ企画としてかつてJリーグで活躍した選手、あの時みたあの選手の今を各クラブに分けて紹介していきたいと思う。 なお今シリーズは10年前の所属メンバーを参考に、そこから数選手を独自にピックアップして紹介していく。

【鹿島アントラーズ編】

まず紹介するのは2010年天皇杯決勝でゴールを挙げ、鹿島のタイトル獲得に貢献したイケメン助っ人外国人だ。

MFフェリペ・ガブリエル

「鹿島のレジェンド」ジーコがアイドルだという元U-20ブラジル代表のMFは、その名から「天使」という愛称で親しまれてきた。

鹿島に所属していたのは2シーズンと短い期間ではあったが、出場した69試合で6ゴール7アシストの結果を残し、2010年清水エスパルスとの天皇杯決勝ではチームを優勝に導く先制点を挙げた。(ちなみに、鹿島の11番(ダニーロ、フェリペガブリエル、ファブリシオ等)は天皇杯決勝で活躍するといった説がある)

鹿島を退団した後はブラジル、UAEでプレー。2016年には当時ジョルジーニョが率いていたブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマへと移籍した。

そして現在33歳の彼は今もバリバリの現役で、ブラジル1部ボアビスタSCというクラブで背番号10を背負いプレーを続けている。

DFジウトン

元日本代表DF内田篤人がドイツ・シャルケへ移籍した後、当時左サイドバックを担当していた新井場徹が右へ移り、代わりに左サイドバックを務めたのが弱冠20歳の彼だった。19歳で日本に来日しC大阪、新潟、鹿島、甲府の4クラブでプレーをしたジウトン。彼を初めて見た時の衝撃を忘れられない人は多いはずだ。守備のつたなさはあったものの、その圧倒的な攻撃力と個性は鹿島というブレない哲学を持つクラブで大いに輝きを見せた。

現在はブラジル1部・アメリカFCでプレーをしている。

MF野沢拓也

シーズン終盤に力を発揮することから”ミスタークライマックス”の異名を持つ鹿島レジェンドの一人野沢拓也。長くJリーグ屈指のプレースキッカーとして活躍し、2018年にはかつてのチームメイトFW田代有三がいるオーストラリア・ウルブスFCに加入し話題となった。そして今シーズンは新たに関東リーグ・FCTIAMO枚方へと加入。同クラブには元G大阪MF二川孝広や、元神戸MF田中英雄、福岡や新潟に所属していたFW岡本英也などが在籍している。

FCティアモ枚方オフィシャルサイト|FC TIAMO枚方

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